研究所の日常的な監視作業を自動化!
温度管理や設備保持の作業効率化に貢献!

関連ソリューション

お客様データ

理化学研究所様(以降理研様)は、1917年に設立された日本で唯一の自然科学の総合研究所です。理化学研究所 生命機能科学研究センター様(以降理研BDR様)は、神戸、横浜、大阪を拠点に、71の研究室と2つの連携センターを持つ、理研様最大の研究センターになります。

理研BDR様は、理研様の3つのライフ系研究センター(多細胞システム形成研究センター、生命システム研究センター、ライフサイエンス技術基盤研究センター)を前身として2018年に設立されました。

生命科学、医学、物理学、計算科学、化学、工学など多彩な分野の研究者が、分子レベルや個体レベルの実験・観察を担う最先端の設備を駆使し、「生きている」仕組みの理解や、再生医療や診断技術開発への応用、健康寿命の延伸に関する生命科学の発展を目指されています。

遠隔画像認識システムとして「PARCS Suite® WATCHER」を導入 

課題 近年の研究活動において、操作の高度化やデータの複雑化などを踏まえ、確実なデータの再現や属人化からの脱却を目指した自動化が強く求めれています。さらに、昨今のコロナ禍においては、感染対策の観点から出勤制限が強く求められ、リモートで実験操作や装置等の管理を行う必要性も高まっています。

上記の課題を受け、 BDR研究自動化プロジェクトとして、リモートでの機器操作や設備管理の需要について調査が行われました。

その結果、冷蔵庫・冷凍庫の温度や機器の状態表示などの機械の数値読み取りや画像認識に関するニーズが数多く挙げられた為、遠隔画像認識システムとして弊社の「PARCS Suite® WATCHER」の導入が決定されました。

共通プラットフォームとして「PARCS Suite® WATCHER」を活用し、まずはセンター内で実現可能な課題を確実に解決し、画像処理技術の開発なども含めて今回の調査で要望の高かった「試薬等残量管理」や「動物状態管理」への応用の可能性、さらには、そのようなバックヤード的なサポートのみならず、「実験機器のデータ読み取り・解析の自動化」などといった研究上直接メリットが出るような利用法も視野に入れておられます。

BDR研究自動化プロジェクトでは、このような使い方やノウハウを共通プラットフォームのもとに集積し、研究自動化のための知見に活かしたいと考えておられ、そこに「PARCS Suite® WATCHER」が貢献しています。

理研BDR様に導入した装置と監視対象

冷蔵庫や冷凍庫の温度データの収集、各種設備の監視、温度計・圧力計のメーターの読み取りを目的として、カメラを使用したPARCS Suite® WATCHERを導入させていただきました。

導入した装置の様子

デジタル数字・アナログメーターの表示情報やライトの点灯・点滅を監視しています。

システム構成図

PARCS Suite® WATCHERは以下のような構成をしています。

※ 構成についてのより詳しい情報が欲しい方は、お問い合わせからご連絡ください。

PARCS Suite® WATCHERに関するお問い合わせ

このように、日常的に実施している監視作業の自動化を行うことで、「作業時間の削減」「人員の有効活用」「コストカット」などの実現が可能です。

理研BDR様での事例を見て、導入を検討したい、詳細について知りたいと思われた方は、以下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。





* 2022年に導入しました
* 会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。
* 内容は予告なしに変更する場合があります。