
GRANDITバージョンアップ 導入事例
GRANDIT Ver.2.2から3.1へバージョンアップ!
~拡充された標準機能を活用し、カスタマイズを低減~
当社は「GRANDIT Ver.2.2」を2017年4月から基幹システム(経理、債権・債務、販売、調達・在庫、経費、継続契約、プロジェクト原価管理、勤怠)として利用し、日々の業務に欠かせないものとなっています。
そのGRANDITをVer.2.2 から 3.1にバージョンアップした経緯と効果を事例としてご紹介します。
バージョンアップに至った経緯
連結業務効率化の観点で、別システムを利用していた連結子会社にGRANDITの最新バージョンを導入する方針とした。
また、Internet Explorerのサポート切れに伴い、当社の社内ブラウザをChromeにする必要があり、マルチブラウザ対応の「GRANDIT Ver.3.1」にバージョンアップすることを決定した。
更に当社はGRANDITビジネスパートナーとして、最新バージョンを利用し、その効果をお客様への提案に活かす狙いもあった。
拡充された標準機能
2004年の販売開始以来、企業の幅広いニーズに応え続け、ERPシステムとして評価が高い『GRANDIT』。
2020年7月に「GRANDIT Ver.3.1」がリリースされた。拡充された主な標準機能は下記の5つとなる。
- マルチブラウザ対応
- 画面項目追加の自由度向上による業務適合度アップ
- RPAとの連携強化
- API機能の標準提供による他システム相互連携強化
- 取引先マスタ、商品マスタの管理コード桁数大幅拡張
GRANDIT構成と主なアドオン・カスタマイズ内容

- GRANDIT社製テンプレートのプロジェクト原価管理に簡易実行予算機能をアドオンし、小型プロジェクトにも対応。(※1)
- プロジェクト毎に予算と実績の差異が確認できるレポート等を追加し、 管理業務の効率を向上。(※1)
- 勤怠管理をアドオン開発し、勤務実績入力画面で登録したデータをシームレスにプロジェクト原価管理へ連携。(※2)
バージョンアップ時に考慮した点
【影響調査・方針決定フェーズで考慮した点】
- Ver.2.2で行ったアドオン・カスタマイズが、Ver.3.1の標準機能で踏襲できるかを調査・確認。
➡Ver.3.1ではマスタ設定により項目が追加できるようになったため、アドオン・カスタマイズが削減できた。
【開発フェーズで考慮した点】
- アドオンの場合は、 アドオンモジュールにバージョンアップ内容を適用。
- カスタマイズの場合は、 標準モジュールにカスタマイズ内容を適用。
➡新規導入と比べバージョンアップでは、設計書作成やコーディングの検討が不要なため、開発フェーズの作業量は5分の1となった。
【システムテスト・運用テスト・本稼働フェーズで考慮した点】
- システムテスト、運用テストは、アドオン・カスタマイズ部分のみをテスト対象とした。
- データ移行のテストを2度実施し、問題点をすべて洗い出した。
➡テスト工数が軽減でき、本番移行がスムーズにできた。
バージョンアップ実施における作業工程

バージョンアップの効果
- ①マルチブラウザ対応により社内システム環境(GRANDITや掲示板システム 等)をChromeに統一できたことで、ブラウザを切り替える必要がなくなり、利用者の業務効率が向上した。
-
②新たな項目を画面や帳票に追加する際、アドオン・カスタマイズが不要となり、運用保守が軽減した。
※マスタ設定で項目追加が可能となり、DB、一覧画面、入力画面、帳票へのカスタマイズが不要となった為
-
③GRANDITとRPAの連携が容易になり、定型業務を自動化することで業務効率化につながった。
※Ver.2では画面座標点を指定しないと自動化できなかったが、Ver.3からはオブジェクト指定が可能になった為
【営業担当者からひとこと】
当社のGRANDITにはIT業特有の管理業務に対応するために独自開発した機能を組み込んでいます。
お客様がIT業の場合は、この独自開発機能を導入いただくことでアドオンやカスタマイズを抑制して早期導入・コスト低減を実現します。
当社はベンダー視点とユーザー視点の両面から、貴社にとって最適なソリューションを提案します。お気軽にお問合せください。
(2022年10月本導入事例作成)
GRANDITビジネスパートナーとして
電子帳簿保存法に対応するため、GRANDIT電子帳簿保存法対応ソリューション『Paples』を導入し、ペーパーレス化を推進しました(2022年4月稼働)。
今後も、自ら最新技術を取り込み活用することで継続的にノウハウを蓄積し、スキルアップを図り、お客様の更なるニーズに対応します。
当社はGRANDITビジネスパートナーとして、常に進化するERPシステム「GRANDIT」と共に成長を続けます。
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パシフィックシステム アピールポイント
- 経験豊富な技術者から的確なアドバイスをします
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