「ぐんまTechExpo2024」出展レポート
会場:ビエント高崎(群馬県高崎市)
日時:2024年12月18日(水)・19日(木)10:00~17:00(19日は~16:00)
主催:群馬県ほか群馬県内の団体
2024年12月18日・19日に、「ぐんまTech Expo2024」にて企業出展を行いました。
会場は、JR高崎問屋町駅(高崎駅から一駅)から徒歩8分の場所にあるビエント高崎です。
本イベントは、群馬県内外の企業がサプライチェーン強化等のための新たな技術や製品発見の場として、各社の独自技術・製品の提案を行う展示商談会です。
今回はCASE・機械要素技術・DXとAI・航空宇宙などの分野の企業・支援機関あわせて178の団体の出展が行われました。
(CASE:自動車技術の新しい領域を指す。Connected・Autonomous/Automated・Shared・Electricの略)
弊社ブースにも多くの来場者が関心を持ってくださり、熱心に弊社のソリューションの説明を受けていました。
弊社ブースでは、デモ機や紹介動画を交え以下のソリューションを展示しました。
・落雷抑制型避雷針「PDCE」
落雷を自身に誘発させる仕組みである従来の避雷針ではなく、「そもそも雷を落ちづらくする」仕組みの避雷針です。
従来の避雷針では建物内の電子機器に被害が及ぶなどのリスクがあり、落雷の事前予防ができる点で情報通信の安全性に貢献しています。
・PreSlump AI
AI画像認識技術を活用し、生コンクリートの練混ぜ画像からスランプ値(流動性の度合い)を予測するシステムです。
AIが瞬時にスランプ値を予測し定量的な評価ができるようになるため、品質の安定化と業務の効率化に貢献しています。
・鉄筋本数カウント
タブレットを活用して、選択した範囲の鉄筋などの本数を計測するシステムです。
目視による確認よりも簡単かつ正確な計測で業務の省人化・効率化に貢献しています。
・欠点プロジェクションマッピング
検出した欠点位置にプロジェクターが投影する映像を重ねることで、欠点位置の可視化やピッキングなどの作業指示を行い、現場作業員の負担を軽減するシステムです。
・円筒形外観検査装置
パイプなど、様々な素材・サイズの円筒形型製品を検査機に通過させることで表面全周の外観検査を行うことのできるシステムです。
その応用例として、クレーンワイヤーの外観検査を自動化するシステムが展示されていました。
【編集後記】
執筆者は18日の午後に入場し、各ブースを見て回りました。今月上旬に開催された国際画像機器展と比較すると、「ぐんまTech Expo2024」はやはり群馬県を中心とした地域密着型の展示会であり、その活気から地元産業活性化につながるイベントになっていると感じました。
また、展示エリアの半数以上が機械要素技術の区画であり、群馬県太田市が株式会社スバルの前身である中島飛行機が本社を置いていた場所ということもあってか、自動車関連の製品が多い印象を受けました。
DX/AI分野の区画にも多種多様なシステムの展示が見られ、外観検査システムについては弊社のみならず他社の展示にも見受けられました。
(総務部 広報担当)