こんな課題におすすめ

  • 【目視検査に時間がかかる】
    目視検査に時間がかかるため人件費が高額になる。また特に微細なサイズを検査する際は検査員の疲労が心配。
  • 【検査員によって判定がまちまち】
    検査員のスキルによって判定にばらつきがあり、定量的な検査ができていない。
  • 【対応ワークサイズに制限がある】
    自動化したが小さいサイズ、大きいサイズには対応できていない。また設定が難しく時間がかかる。
  • 【微細欠点が検査できない】
    自動化システムを導入したいが見たい欠点サイズを見れるシステムがない。

導入メリット

01.全自動で検査が可能
ワークをセットしてスタート。後はシステムがディスプレイ全面を自動で検査します。
検査中は作業員の操作は必要ないため作業の効率化に繋がります。また目視検査の疲労から解放されます。
02.検査レベルの定量化
カメラから得た撮影画像で画像処理を行うため、検出する欠点にばらつきがありません。
また閾値の設定により欠点サイズ等によりOK/NGを変えることも可能です。
03.様々なワークサイズに対応
ユーザー様からヒアリングした内容で専用機を製作するため、小さな携帯端末から15インチ程度まで、さまざまなサイズに対応できます。
また品種ごとにサイズをマスタ登録するため品種替えも簡単に行えます。
04.ミクロンオーダーの欠点も検査可能
高倍率レンズの使用により細かいものは数ミクロンまで検出可能です。
05.欠点部分の再撮影が可能(レビュー機能)
欠点と判断した場所を記憶するため、パネル全面の検査後、ボタン一つで再度該当箇所の撮影することが可能です。

仕様・スペック

検査項目 黒点、画素欠け、画素抜け、画素サイズ異常、輝度異常
1回の撮影で5つの項目の検査を同時に行えます。
検査内容 欠点の大きさ·位置、画素の大きさ·位置、画素の輝度
マスタ管理 検査パネルの情報を管理し、段取り変えをスムーズに行います。(パネルサイズ、画素サイズ等、しきい値等)
データ通信 検査結果を上位のサーバー等に転送が可能です。
※上位機器との通信仕様の取り決めが必要になります。
IDの読み込み コードリーダー等からパネルID等の取り込み、検査パネルとの紐づけ等が可能です。
※既存システムとの連動には通信仕様の取り決めが必要になります。またコード種類の事前確認が必要となります。
履歴管理 検査結果を画像付きで最大1000件保存が可能です。
画像の呼び出し、画面表示も可能です。
※保存件数はHDDの増設で増やすことも可能です。
レビュー 検査後、欠点部分の画像の再撮影が可能です。
欠点箇所はシステムが記憶しているためボタン一つで該当箇所の撮影が可能です。
※オプションでカラー画像での撮影、LED照明等の反射光での撮影も可能です。
パネルセット時のアシスト機能 パネルを装置にセットする際、モニタに表示される補助線をを見ながら位置調整できますので、位置合わせが楽に行えます。
PC1台で一括操作 マスタ登録、履歴管理、設定登録等、全ての操作は1台のPCで一括操作でき、操作性に優れています。

構成

【難しい操作は一切不要】
Windowsをベースに作成されているため直感的に分かりやすく、難しい操作はありません。

【様々なワークサイズに対応】
携帯端末等の小型サイズから15インチ程度のパネルサイズまで対応可能です。
またレンズ交換及び検出分解能の選択が可能です。
またレンズを交換できる仕組みのため、細かく見たい時はより細かく、そうでない時は粗々で検出など、お好みで検査をアレンジできます。
※15インチより大きいサイズはご相談となります。

【検出例(表示部は有機ELディスプレイ)】
携帯音楽プレーヤー表示部を撮影、及び検査した結果です。
このような微小なサイズの検出も可能です。