帳票開発ツール RapidReport

RapidReport(ラピッドレポート)は、Javaまたは.NETから使える帳票ツールです。
長年にわたる業務システム開発の経験を活かして設計されており、複雑な帳票も簡単に作成できます。

ソリューション概要

面倒な帳票開発設計、RapidReportなら直観的に操作できるレイアウト画面から、効率よく開発できます。
ご利用ご採用頂いた多くのお客様から、「帳票開発の生産性が平均して20%向上」「複雑な帳票であれば50%の生産性向上(B社)」など高い評価を多数頂いています。
ぜひ無料の評価版をダウンロードして、RapidReportの優れた操作性をお試しください。

導入メリット

仕様・スペック

RapidReport帳票出力までのしくみ

独自のレポートデザイナで帳票レイアウトを定義しておき、Javaまたは.NETで利用可能な帳票出力エンジンからデータを投入することで、帳票を出力します。
出力形式はPDF、Excel(xls / xlsx)に対応。.NETからはプレビュー画面表示およびプリンタへの直接印刷が可能です。

RapidReportが選ばれる4つの理由

理由1. 強力なレポートデザイナ

帳票の構造を自由に定義できるほか、要素の表示条件設定、計算式の埋め込み、明細の並べ方(縦/横並べ、絶対座標指定など)の制御も簡単に行えます。
こうした特徴により、業務システムにおけるほとんどの帳票レイアウトを、レポートデザイナ上の定義だけで完全に表現できます。
デザイナで表現しきれなかったレイアウトをプログラミングによって実現する必要はほとんどありません。
帳票開発コストの削減により、全体の品質向上を図ることができます。

理由2. 高い実行パフォーマンス

ページ数 / データ行数 .NET Java
100ページ / 2,000行 0.26秒 1.00秒
500ページ / 10.000行 1.30秒 1.92秒
1,000行 / 20,000行 2.56秒 2.67秒
10,000ページ / 200,000行 27.49秒 14.46秒

帳票の出力にかかる時間はわずかです。PDF形式の場合、1,000ページを数秒、10,000ページでも数十秒で出力できます。
.NETから利用できるプレビュー画面(デスクトップアプリ用)は、帳票全体の描画を待たずに任意のページを表示可能なので、非常に高速です。

  • ※PDF形式での帳票出力に要した時間を計測。データ生成の時間は含みません。
  • ※環境 CPU: Intel Core i5 6500 3.20GHz、メモリ: 10.0GB OS: Windows10
  • ※サンプル帳票「売上明細表」で計測。1ページあたり20行程度の明細を出力。3階層の集計を含む。

ページ数の多い帳票でも、瞬時にプレビュー表示されるため、ユーザにストレスを与える事がありません。

理由3. メーカーによる充実のサポート

メーカー(システムベース社)のQAフォーラムでは、テキストでの回答だけではなく、サンプルプログラムやアドインの提供、ご要望に応じた機能追加なども随時行っており、わかりやすく迅速なサポートはお客様の高い評価を得ています。
フォーラム上では過去の全サポート回答が公開され、有用なトピックについてはFAQより参照いただけます。

理由4. 利用しやすいライセンス形態

1ライセンスの価格は年額¥22,000(税込)と、非常に安価です。
開発ライセンス(Standard版)は、レポートデザイナをインストールするデバイスの数だけ必要となります。
「最初の年は大規模なシステム開発の作業があるので10ライセンス必要だが、以降はメンテナンス用に2ライセンスだけあればよい」などのような場合にも、年次ごとで購入数を変えることができます。

RapidReport連携機能(GeneXus連携):オプション

機能

超高速開発ツールGeneXusから、RapidReportを用いて帳票出力できるようになります。

GeneXus対応レポートデザイナの機能一覧

GeneXus対応レポートデザイナの機能一覧

Java, .Net(VB/C♯)では上記機能に加え、動的に画像を生成して表示する機能、書式設定クラスを自作することでカスタム書式を作成する機能を使用できます。

制限事項

RapidReportのライブラリをナレッジにインポートすると、そのナレッジではGeneXus標準のプロシージャによる帳票出力ができなくなります。

RapidReport利用イメージ

GeneXusのプロシージャでPDFの帳票を出力するサンプル

※事前にRapidReportのライブラリをナレッジにインポートする必要があります。
//帳票定義ファイルのパス
&W_RRPT = !'PathToApplicationrrptSample.rrpt'

//帳票データファイルのパス(CSVファイルは文字コードをShift_JISで作成してください)
&W_DataMainPath = Directory.TemporaryFilesPath + !'DataMain.csv'
&W_DataSub1Path = Directory.TemporaryFilesPath + !'DataSub1.csv'
&W_DataSub2Path = Directory.TemporaryFilesPath + !'DataSub2.csv'

//帳票出力ファイルのパス
&W_PDF = Directory.TemporaryFilesPath + !'Output.pdf'

//RapidReportオブジェクトを生成
//変数「&W_RapidReport」は、RapidReportのライブラリ(systembase.report.bridge.dll
//またはsystembase.report.bridge.jar)をインポートした外部オブジェクト。
&W_RapidReport = new()

//帳票定義ファイルのパスを設定
if &W_RapidReport.SetRrptPath(&W_RRPT) = &W_RapidReport.FILE_NOT_EXIST
Msg('帳票定義ファイルがありません。')
return
endif

//帳票データファイルのパスを設定
if &W_RapidReport.SetData(&W_DataMainPath) = &W_RapidReport.FILE_NOT_EXIST
Msg('帳票データファイルがありません。')
return
endif

//W_DataMainPathに紐づくデータファイルのパスを設定(帳票定義ファイルで該当項目がある場合のみ必要)
if &W_RapidReport.SetGroupData('group_sub1',&W_DataSub1Path) = &W_RapidReport.FILE_NOT_EXIST
Msg('帳票データファイルがありません')
return
endif
if &W_RapidReport.SetGroupData('group_sub2',&W_DataSub2Path) = &W_RapidReport.FILE_NOT_EXIST
Msg('帳票データファイルがありません')
return
endif

//グローバルスコープの値を設定(帳票定義ファイルで該当項目がある場合のみ必要)
&W_RapidReport.SetGlobal(!'printDate',DtoC(Today()))

//データ設定処理
if &W_RapidReport.Fill() <> &W_RapidReport.SUCCESS
Msg('帳票データ設定が失敗しました。')
return
endif

//帳票(PDF)ファイル生成
if &W_RapidReport.ExportPdf(&W_PDF) <> &W_RapidReport.SUCCESS
Msg('PDFの出力に失敗しました。')
endif

ご参考サイト

ソリューション紹介動画

帳票開発ツール RapidReportの紹介動画となります。